中国式カレンダーとは?本当にあたるの?
中国式カレンダーは、女性の数え年と受胎日を照らし合わせることで、生まれてくる赤ちゃんの性別を予想する産み分け方法です。中国式カレンダーって
(*年齢は数え年、受胎日は旧暦となりますのでご注意ください) これは、昔の中国の科学者が、王宮での男女の出生比率を元に作成したもので、的中率は、中国人で99%、アジア人で90%、アメリカ人85%と言われています。 驚愕の的中率ですが、どのようにしてこの数字が弾き出されたのか、出典が明記されている文献やホームページは存在しません。科学的な根拠が一切ないので、本当に当たるのかどうかは、謎に包まれています。実際の的中率は?
実は、筆者も妊娠中なのですが、カレンダーを確認してみたところ、身ごもっている子供の性別が見事的中しました。また、周りの妊婦さん・出産を終えたママさんにも訊いてみたところ、7人中6人が当たっているとのことでした。 では、中国式カレンダーは本当に90%以上も当たるのかというと、科学的根拠がないということもあり、どうしても「偶然」感が否めません。
例えば、カレンダーを見ると、30~32歳の女性から生まれる子供は、女の子が75%、男の子が25%となっています。
しかし、政府がとっている男女比率の統計データでは、そのような偏りはなく、男女は約半々に生まれています。
こと性別に関しては、2つに1つの確率で当たってしまうということもあり、数字上は成功率が高いように見えてしまう場合もあります。
前述したように、このカレンダーは費用がかからないので、選択肢の一つとして試しに使ってみようとすることは誰にでも出来ます。
しかし、真剣に、そして正確に取り組んで行きたいのであれば、このカレンダーだけに頼るのはあまりにもリスクが高すぎます。
信じるか信じないかは人次第ですが、過度な期待をせず、あくまでも「占い的なもの」として考え、「しないよりは成功率が上がるかな」と言った程度で実施した方が良さそうです。
少しでも高い的中率を狙うなら、科学的根拠のある方法を試そう!
インターネット上では、中国式カレンダーについて、「的中率99%」などと根拠のない成功率を掲載しているサイトもありますが、こういった数字に振り回されすぎないことも重要です。 女性の妊娠率は年齢と共に衰えていきます。カレンダーを信じすぎるがあまり、希望する性別を示す月しか子作りを行わないのは、子供を授かるチャンスを減らしてしまうことを意味します。 現代には、科学的根拠に基づいた方法もたくさん存在するので、そちらに重点を置きながら子作りを行って行くことをオススメします。簡単で安価。科学的根拠に基づく「潤滑ゼリー」を活用しよう
科学的根拠に基づく方法というと、カレンダーとは違い、費用も手間もかかる印象がありますよね。 しかし実際はそんなことはなく、方法によって費用も手間もバラバラです。比較的安価で、ご自宅で実践可能な方法も存在します。 費用があまりかからず、面倒も要らない代表格が、「潤滑ゼリー」という方法です。潤滑ゼリーとは?
潤滑ゼリーとは、その名の通り、ゼリー状の見た目をしたグッズです。 受胎のためのセックスを行う前に、女性の膣の中に注入するだけで、膣内環境を補助してくれます。 インターネットで購入ができ、値段も病院での検査よりは安価なので(メーカーによって異なりますが、6~7回分が約10000円~15000円)、最新の方法の中でも非常に人気がある方法です。潤滑ゼリーが有効である理由は?
何故、潤滑ゼリーが有効であるのかを考える前に、科学の世界ではどのようにして子供の性別が決まると言われているのか、を確認しましょう。子供の性別を決めるのは
現代科学で立証されている、子供の性別を決める要因は、「卵子に受精をする精子の種類」です。
精子には、X染色体をもったX精子、Y染色体をもったY精子という、2種類が存在します。
これに対し、卵子はX染色体を持つもののみが存在します。
胎児の性染色体は、精子と卵子から1本ずつ渡されます。X精子が卵子と受精した場合、胎児の性染色体はXXとなり、女の子が生まれます。これに対し、Y精子が卵子と受精した場合、子の性染色体はXYになり、男の子が生まれます。
膣内の環境を変え、精子の性質を活かす
X/Yの染色体は、それぞれ、以下のように異なる性質をもっています。 上の表を見て分かるのは、X精子は酸性に強く、Y精子はアルカリ性に強いということです。 この性質を利用し、膣内環境を以下のように変えてくれるのが潤滑ゼリーです。 ◯女の子用のゼリー:膣内を酸性に傾け、女の子が出来やすくする ◯男の子用のゼリー:膣内をアルカリ性に傾け、男の子が出来やすくする 膣内のpH(酸性・アルカリ性の値)は、細菌などから膣を守るため、通常は酸性に保たれています。 しかし、排卵日になるとアルカリ性の粘膜が分泌され、酸性度数が弱まります。このように、膣内pHは変動的であるため、自分たちだけで値を見計らっての性行為は難しく、専門家の指導を必要とする場合があります。 潤滑ゼリーは、性行為の前に膣内に注入するだけで、ご希望の子供の性別に合わせて、膣内pHを酸性・アルカリ性のどちらかに傾けてくれます。体に入れても大丈夫なものなの?
産み分けゼリーの多くは、お酢や重曹などの自然由来のものです。膣内に入れて受胎をしたとしても、ママや赤ちゃんに影響が出ることはありません。 心配なようでしたら、ホームページに成分記載のあるものを選ぶと良いでしょう。また、メーカーによっては、健康被害に関するテストも行っていますので、ぜひ購入前にチェックしてみましょう。潤滑ゼリーだけでも成功するの?
潤滑ゼリーだけで成功するのかというと、まず、ゼリーだけでも行うことは可能です。 しかし、成功率は必ずしも100パーセントとは言えません。 というのも、精子の数がどちらかに偏っていたり、性行為のタイミングが間違っていたりと、それ以外の要因で失敗してしまうこともあるからです。
しかし、これはゼリーだけに言えることではありません。
いかなる方法にも100%はなく、複数の方法を組み合わせることによって、補填的に成功率を上げていけるのです。
ゼリーの場合は、排卵日を知ることで使用する日を決定できます。
従って、基礎体温表や排卵検査薬、病院での検査との併用が有効です。
正確な排卵日は、妊娠をするに当たっても重要な情報です。上記に挙げた方法と同時に行うことで、更に成功率の向上を目指されてはどうでしょうか。