排卵検査薬を使った赤ちゃん産み分け。その信憑性とは

産み分けを行っているご夫婦の中には、排卵検査薬を使用されている方々も多いのではないでしょうか。 ママの排卵日を特定し、それに合わせて性生活を行うことは、産み分けが初めての方でも始めてみやすい方法です。

日本では、産み分けを理由にした体外受精が禁止されているということもあり、産み分け指導をしている病院に行くと、この方法が紹介されることも多いです。

では、排卵検査薬を使って産み分けを行った場合、どの程度の確率で、自分たちが希望する性別の赤ちゃんを授かることが出来るのでしょうか。

そもそも、排卵検査薬とは

写真2 排卵検査薬_1

排卵検査薬とは、女性の排卵日を予測するための検査薬です。この検査薬は、女性の体が排卵に近づくにつれ尿から排出されるようになる黄体ホルモン(プロゲステロン)を感知することによって反応します。

黄体ホルモンとは女性ホルモンの一種で、受精卵が到達した時に着床しやすいよう、子宮内膜を柔らかくしたり体温を上げたりする効果を持っています。また、妊娠後は子宮収縮を防ぎ、お腹の中で成長する胎児を守ってくれます。

黄体ホルモンは排卵間近から分泌量が増え、排卵後数日間までこの状態が続きます。 従って排卵検査薬は、排卵日当日だけでなく、排卵日の数日前から数日後まで反応を示します。

排卵をした際、女性が妊娠すれば、黄体ホルモンは引き続き分泌されますが、妊娠をしなかった場合は徐々に分泌量が減っていきます。

排卵検査開始日の決定の仕方

排卵日を調べる、とは言っても、自分がどのタイミングで検査薬を使用し始めればよいか分からない人も多いでしょう。 排卵検査薬を使うにあたって、最も参考となるのが「基礎体温表」です。

基礎体温表をつけ続けていくと、自分の排卵のリズムが分かり、検査開始日を迷わず設定出来るようになります。

「規則的な生理周期と基礎体温の場合」の基礎体温表

https://tamagoo.jp/ninkatsu/use-the-inspection-medicine-definitely-on-an-ovulation-day/

グラフが示すように、女性の体は、生理の後に低体温期が続き、最低体温日が訪れます。それから体温が上がり、高温期となります。排卵は、この最低体温の日を含めた3日以内に起こりやすいのです。 排卵検査薬を使い始めるタイミングは、この最低体温日が到来する2,3日前がベストです。
継続して基礎体温表をつけ、それまでの排卵リズムと照らし合わせていけば、そろそろ排卵かな、と思うタイミングが見つかります。

排卵検査薬を使ったと男女の産み分けについて

写真3 母子の手_1

排卵検査薬を使った男女の産み分けは、以下のようにして行うことが出来ます。

男の子がほしい場合 ー 排卵日の当日に性行為を行う

男の子を産み分けるには、Y染色体を持ったY精子が卵子と受精する必要があります。 Y精子は非常に短命で、射精されてから約1日で死んでしまいます。

男の子が欲しい場合は、Y精子が元気なうちに子宮内を泳げるよう、排卵日当日に性行為を行いましょう。

また、Y精子はアルカリ性の環境において活発に動きます。排卵日当日は、膣内でアルカリ性の粘液が分泌されるため、Y精子にとって有利な環境となります。

女の子がほしい場合 ー 排卵日の2日ほど前に性行為を行う

女の子を授かるためには、X染色体を持ったX精子が卵子と受精できるようにしてやりましょう。

その為には、膣内が酸性である日に性行為を行う必要があります。X精子は、酸性の環境においてよく動き回るので、まだ膣内が強い酸性である排卵日の2日前がベストです。

またX精子は、射精後も数日間は生き伸びます。排卵日の2日前を狙うことで、寿命が長いX精子を更に受精しやすくします。

成功する確率は?失敗してしまう原因は?

専門医が集計しているデータによると、排卵検査薬による産み分けの成功率は約70%です。いかなる産み分けにも失敗する確率はありますが、排卵検査薬による産み分けは、下記のような、検査薬特有の背景が失敗の原因として挙げられます。

排卵検査薬を使うタイミングが難しい

生理が不規則な女性の場合、以下のように、基礎体温表から排卵日が予測しずらく、検査薬を使うタイミングが分かりにくくなる場合もあります。

生理周期が不規則な場合の基礎体温表

「不規則な生理周期の場合」の2つ目の基礎体温表 *グラフ上の注意書きがないもの*

https://tamagoo.jp/ninkatsu/use-the-inspection-medicine-definitely-on-an-ovulation-day/

また、以下のように基礎体温表がガタガタしていて、最低体温日が特定しにくい場合もあります。

最低体温が特定しずらい基礎体温表

「最低体温日が不特定の場合」の基礎体温表

https://tamagoo.jp/ninkatsu/use-the-inspection-medicine-definitely-on-an-ovulation-day/

このように、基礎体温表に特徴がある場合、検査薬を使うタイミングが正確に分からない、という状態に陥ります。 タイミングが分からないからと言って、ただ闇雲に検査薬を使っても、産み分けの確率は上がりません。

それどころか、検査薬の無駄になってしまいます。基礎体温表がわかりにくい人は、他の産み分け方法への切り替えを検討していきましょう。

膣内pHのコントロールができない

排卵検査薬では、あくまでも、排卵がいつ起こるのかという予測しか出来ません。

前述したように、XとYのそれぞれの精子には、酸性に強い/アルカリ性に強いという特徴があります。 女性の膣内は、排卵日当日はアルカリ性、それまでは酸性、というpHの変化を起こしますが、これには個人差があります。

排卵検査薬のみでは膣内の環境を変えることが出来ないため、膣内が予測どおりのpHではなく産み分けに失敗してしまう、という事態も起こり得ます。

排卵検査薬の弱点克服には、産み分けゼリーを使おう

(産み分けゼリーの写真) 自分には排卵検査薬が合っていない、または、膣内環境をコントロールする方法を試したいという方は、産み分け用のゼリーを活用しましょう。

産み分けゼリーとは、セックスの前に膣内に注入することで、膣内のpHを酸性/アルカリ性に傾けることができる産み分け方法です。 ピンクゼリーとグリーンゼリーの2種類があり、それぞれ、以下のような効果があります。

◯ピンクゼリー:膣内を酸性に調整し、女の子を出来やすくする

◯グリーンゼリー:膣内をアルカリ性に調節し、男の子を出来やすくする

産み分けゼリーは、排卵検査薬と同じように、自宅でお手軽に試すことができる

産み分けゼリーは、パパと一緒に自宅でお手軽に使用することが出来ます。

基本的な使い方は、

1.ゼリーを40度以上のお湯に溶かす

2.一回分のゼリーをシリンジ(注射器のようなもの)にとる

3.膣内に注入する

4.約5分待ってから性行為を行う

の4ステップです。セックスの予定日より前にゼリーを準備しておくだけで、簡単に産み分けを行うことが可能です。

また医療用医薬品である排卵検査薬と違い、インターネットで購入することが出来るので、わざわざ病院に買いに行く手間も省けます。

共働きで病院に通う時間がない方も、産み分けゼリーなら購入可能ですので、是非試してみましょう。

産み分けゼリーは、排卵検査薬と一緒に使うことが可能。併用することで、産み分けの成功率を更に上げる

産み分けゼリーは、排卵検査薬と併用してやることで、検査薬の弱点である「膣内環境を変える」という面を克服することが出来ます。

どちらも自宅で行える産み分け方法ですので、どちらかと言わず、一緒に使ってみましょう。
どんな産み分けにも、100%確実に成功する、というものはありません。
しかし、相性の良い方法を組み合わせることで、成功率を上げることは出来ます。一つの方法に頼らず、色々なやり方を試してみることで、期待していた赤ちゃんの誕生に一歩近づくはずです。
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