『赤ちゃん性別法をしたいなら当然ゼリーがいいのは知っているよね』
『いまさら聞けない!』
『本当に正しい答えが返ってくるかわからない!』
ゼリーを使った赤ちゃん性別法のメカニズム
科学的に明らかとなった『子供の性別が決定されるメカニズム』を利用した商品がゼリーです。そのメカニズムについてまずは勉強しましょう。
子供の性別はどうやって決まる?
子供の性別が決まるのは、受精卵になる瞬間です。 性別の情報を持っているのは精子なのですが、膣で射精されると膣内を泳いで子宮へと侵入し、卵子と結びつくことになります。このとき、最も早く卵子と結びついて受精卵になったものだけが胚となり、やがて胎児へと成長することができるのです。 その最も早く卵子と結びつけた精子が女の子になる精子なのか男の子になる精子なのかということが、産まれてくる子供の性別を決めることになります。性別を決める遺伝子と精子の特徴
性染色体にはX型とY型があり、XX(以後X精子)になると女の子、XY(以後Y精子)になると男の子になります。
これらの染色体には染色体の長さだったり生殖器の発生に関係する遺伝子が組み込まれているかということだったりなど、それぞれ全く別の特徴があるということが知られています。
そんないくつかの異なる特徴の中で利用されているのが、酸性濃度耐性や寿命に関する部分になります。X精子は酸性に強く2~3日は生きて活動をしているのに対し、Y精子はアルカリ性に強く、長くて1日程度しか生きることができないのです。
卵子の寿命
精子の寿命を知ったところで、卵子の寿命はどの程度なのでしょうか。卵子の寿命は、排卵されてから長くて24時間程度ですが、実際受精可能な時間は6時間~8時間程度だとされています。女性器の酸性濃度
精子の酸性濃度耐性を見ましたが、女性器の酸性濃度はどのようになっているのでしょうか。下記をご覧ください。 ・子宮内部の酸性濃度:中性 ・膣内の酸性濃度:自然な状態の場合は排卵日で弱アルカリ性、それ以外は弱酸性 つまり、子宮までなんとか辿り着けさえすればどちらの精子でも受精することは可能ですが、時期によってはその手前の膣の状態で振るい分けられることになります。 また、膣内環境は膣分泌液が活発に分泌されることで酸性濃度が薄まり、アルカリ性に傾いていくことが分かっています。それは、膣分泌液が弱アルカリ性の粘液だということに起因しています。タイミング法とは
こういった精子や卵子、女性器の特徴を活かす方法がタイミング法という方法になります。 文字どおり、性交渉をするタイミングを排卵に合わせて調節する方法で、産婦人科に相談に行くと最初におすすめされる方法になります。そのタイミングを簡単に示したのが下表です。
女の子希望のときには、排卵日よりも前の日の膣内が弱酸性のうちに性交渉をして排卵とともに受精をさせるという方法をとることになります。
反対に男の子希望のときには排卵日当日の膣内が弱アルカリ性になっている間に性交渉をするとよいということになります。
下図はそのメカニズムを表したものです。


ゼリーを使った方法
ゼリーは、性別が決まるメカニズムやタイミング法でのメカニズムを上手く利用した用品です。ゼリーはオイルのような液体で、性交渉の前に膣内に直接注入することで弱酸性や弱アルカリ性の環境を人工的に作ることができるのです。タイミング法では膣内の状態を自然に任せているので、性交渉の日にちを合わせても性交渉の濃度の調整が上手くいかず、酸性濃度が自分たちの思ったとおりになっていないということも多いようです。ゼリーを使うと、そういったミスが減るため、成功率が上がると言われています。
注意!インターネット上で流れている情報には間違いがある?!
ゼリーは科学的根拠に基づいた方法だということで信憑性が増したという方も多いのではないでしょうか。ところが、いざ購入しようとか使おうとか思っても、 「情報が錯綜しすぎていて何が本当なのかわからない」 という問題が。そこで、インターネット上に溢れる情報の疑問と回答をQ&A方式でまとめてみました。Q:ゼリーを使うと排卵日の予測は本当に必要ない?
A:排卵日予測はした方が無難です。 ゼリーを使うメリットに『人工的に精子の種類に合わせた環境を作る』というものがあります。ですから、『排卵日予測はしなくても大丈夫』だという情報も流れています。しかし、その成功率について語るサイトでは、排卵日予測をきちんとした上でゼリーを使用していたとの前書きがありました。これの意味するところは『ゼリーはあくまでタイミング法の補助的な役割で使用した方がよい』
ということ。排卵日予測をしていない場合は成功率も下がってしまう可能性があります。ちなみに、そこのサイトに書かれていた成功率はと言いますと、女の子で77%、男の子で約81%となっており、タイミング法単独での成功率が7割程度だということを考えれば1割以上も成功率が上がるということになります。
Q:ゼリーを使うと性交渉の濃度に気を付けなくても平気?
A:性交渉の濃度にも念のため気を配りましょう。 濃度とは、男の子が欲しいというときには激しく、女の子が欲しいというときにはあっさりとした性交渉を行うということです。男の子が欲しくてゼリーを使用した場合ですと、あっさりでも膣内環境は弱アルカリ性が保てますので問題ありません。ですが、女の子を産みたいときには注意が必要になります。ゼリーを使って弱酸性の膣内環境に調節していても、激しい性交渉をしてしまうと弱アルカリ性の膣分泌液が分泌されて中和されてしまう恐れがあるのです。ゼリーは粘性のある液体ですから、性交渉の間に膣内から出きってしまうということは考えられにくく数時間にわたって膣内の環境を調整する役割を持っています。しかし膣分泌液を出さないようにするという効果は持っていないのです。
Q:安全だと聞いたけど本当?
A: 国内製のものは安全な原料を用いています。 中国製のものなどの海外製には成分標記もないため、安全性が疑われているものもあります。しかし、国内製のものですと、安全基準も高くサイトで成分を明かしている商品もあります。ゼリーは体内で使うものですから安全面に気を配っている方に対しての配慮と見て良いでしょう。成分を確認しますと、クエン酸や酢酸など食用できるもので酸性濃度を調整しているようです。母体にも赤ちゃんにも悪影響がなく、今までのところ事故などの報告は上がっていません。Q:妊娠の可能性が下がるって本当?
A:本当です。 性別決定のメカニズムから、残念ながら妊娠の確率は半減すると考えられます。例えばピンクのゼリーを使った場合には、X精子だけが子宮に辿りつき、Y精子は膣内で力尽きてしまうことになります。
精子の数は厳密に言うと男性の射精の頻度によって決まります(頻繁に射精をするとX精子もY精子も同数、射精が少ないとY精子の数が優勢になる)が、ターゲット以外の性別の精子が子宮に辿りつかないということはそれだけ妊娠の確率も低くなってしまいます。
【写真】精子活動最適成分配合で妊娠率の低下を防ぐゼリー
ゼリーに限らず、赤ちゃん性別法という行為自体がこういった側面を持っていますので注意したいところです。