『計算を産み分けに使う』ということ
赤ちゃんの産み分けをするときに、様々な計算を使っているという人もいるでしょう。そんな産み分けに使われる計算をいくつか使ってみると、「あれ?この日は男の子が産み分けれるはずなのに、この計算では女の子だ…。」
計算を使った産み分け方法は何がある?
実際に数字を使って産み分けをする計算方法は、次の3つがあります。 ◆星座宮 ◆バイオリズム法 ◆周期法(オギノ式) それぞれの計算方法ごとに、計算方法やその根拠、成功率を見ていきましょう。◆星座宮を使った計算方法
星座宮はおひつじ座やおうし座などの『○○座』という星座を使った産み分け方法ですが、産み分けに使うのは簡単な計算だけになります。星座宮を使った産み分け方法
星座宮は次の式を使います。
星座宮の根拠と成功率
星座宮は星の位置でどちらの性別の赤ちゃんが産まれるのかをみる”占い”です。 そのため、科学的な根拠は全くありません。 星座宮の成功率は、50~60%と、産み分けをしない場合と同程度の数字になります。 これだけで産み分けをしていくのは失敗のリスクが高すぎておすすめできません。◆バイオリズム法
バイオリズム法は、人間が持つバイオリズムを利用して産み分ける方法です。バイオリズム法を使った産み分け方法
バイオリズム法で産み分けをする場合には、まずは女性が産まれてからの日数を数え、複雑な計算からグラフを描くことからはじめます。いわゆる『バイオグラフ』を作図していきます。 計算には、三角関数を使った次の式を使うことになります。

バイオリズム法の根拠と成功率
バイオリズム法の根拠は、『臨床心理学や医学から導き出されたバイオリズム』にあります。 バイオリズムは、人が産まれながらに持っている「なんだか調子がよい(悪い)な」とう時期が周期的に訪れることを経験から数字として導き出した方法です。 バイオリズム法で使われるのは女性のバイオリズムだけですが、これは女性の膣の状態を産み分けに使っているためです。 科学的に、セックスをしたときに女性の膣内環境で産まれやすい性別が決まってくることが分かっています。それをまとめますと、次のようになります。 ・弱酸性:女の子になる精子が子宮までたどり着きやすく、女の子が産まれやすい ・弱アルカリ性:男の子になる精子が子宮までたどり着きやすく、男の子が産まれやすい 膣内の酸性濃度は、普段は弱酸性な膣内に、弱アルカリ性の『排卵のときに卵子と一緒にでてくる粘液』や『セックスのときに分泌される膣内分泌液』がそれぞれ中和する形で変えていくことになります。 つまり、身体の方が感情よりも数字が大きいときにはセックスのときに濡れやすく、反対に小さいときには濡れにくくなっているため産み分けができるということです。 バイオリズム法を産み分けに使った場合の成功率は75%程度。割と高めになりますが、あまり安心できない数字でもあります。◆周期法(オギノ式計算法)
周期法は、精子の特徴を上手く利用した科学的な産み分け方法。排卵日を女性の月経周期から割り出す方法で、病院でも使っています。周期法(オギノ式計算法)を使った産み分け方法
周期法の計算方法は単純で、前回の生理がスタートした日から生理周期の日数を足し、そこから黄体期である14日間の期間を引いた日が排卵日になります。 これを式で表しますと、
周期法(オギノ式計算法)の根拠と成功率
周期法は、生理周期を見つけた荻野久作の計算方法を利用しています。 もともとは女性の妊娠しやすい日を特定するための計算でしたが、男女の産み分けにも使えるということが分かり、多くの病院で産み分けのためにも使われています。 排卵日当日や2日前にセックスをするのは、バイオリズム法でもあった女性の膣内の酸性濃度を利用するためでもありますが、ほかにも精子の特徴をよく理解した産み分け方法になります。※男の子になる精子は短命で1日程度しか生きませんが泳ぐスピードが速く、女の子になる精子は2~3日生きますが比較的ゆっくりと泳ぎます。
そんな科学的な根拠に基づいた産み分けだということもあり、周期法を利用した産み分けの成功率は70~80%程度と、どんな計算方法を利用した産み分けよりも高い数字となっています。
産み分けの計算にはデメリットも
