この成功率ですが、失敗してしまった方のお話から事前の準備で上げることが出来るということが分かりました。
その事前準備とはどのようなものなのでしょうか。
方法について
まず、これから実施する方法について簡単に確認します。 最もメジャーな自然妊娠の赤ちゃん性別法は、排卵日や精子の酸性濃度への耐性や寿命を利用した方法です。 女性の膣は、排卵日や性的な興奮を感じた時、通常時と酸性濃度が変わります。通常時には、膣は酸性なのですが、排卵や性的興奮を感じた時にはアルカリ性の粘液が分泌されるために膣内の環境が中性からアルカリ性へと変わるのです。 これがなぜ大事なのかと言いますと、子供の性別情報は精子にあって、男の子になるものと女の子になるものですと得意な酸性濃度がそれぞれ違ってくるのです。
女の子になるX精子は酸性に強く、男の子になるY精子はアルカリ性に強いという性質があります。
【写真】科学的根拠に基づく現在の赤ちゃん性別法「潤滑ゼリー」
また精子の寿命は、X精子は2~3日は元気に動きますがY精子は1日程度で動かなくなってしまいます。
そういった特徴を踏まえて、性交渉をするタイミングや女性の性的興奮の有無に気をつけることで赤ちゃん性別法は可能になります。
下の表は性交渉のタイミングと濃淡についてまとめたものです。
また、赤ちゃん性別法をする際には、精子の特徴を更に理解することで成功率はアップできます。下の表は、精子の特徴に基づいてお父さんが日常生活で気をつけるべき事項をまとめたものです。
失敗するケース
赤ちゃん性別法を見てみると、意外にシンプルですので簡単に実行できそうです。ところが、実際は3割近くの方が失敗してしまっています。 失敗原因はどのようなものだったのでしょうか。 多くの方の場合、失敗の原因は次の3点になります。 ・排卵日の予測が甘かった ・性交渉の濃淡の失敗 ・夫に協力してもらえなかった それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。排卵日の予測が甘かった
排卵日の予測は、毎朝布団の中で体温を測ることで行います。生理と生理の真ん中くらいの低温期の終わりごろに、体温が更に一時的に下がることがあります。それが排卵日です。排卵があるとその後は体温が上がる高温期に入ります。 婦人体温計を使っているときには動けませんので、忙しくて測っていられないとか、毎朝体温を測るというのは手間だとかの理由で排卵日の予測が困難な方は多いです。 また、生活が乱れていて生理不順になってしまっていると、毎朝体温を測っても排卵日の予測は出来ません。性交渉の濃淡の失敗
性交渉の時にどれくらい濃厚にすれば良いとか淡泊にすれば良いとかいうのは、残念ながら個人差があるために指標はありません。1人目を出産後濡れにくくなってしまったという方も多いでしょう。 赤ちゃん性別法をしていて意外と不安になるのが性交渉の濃淡なのです。夫に協力してもらえなかった
赤ちゃんの性別には、お父さんの精子の状態が大きく影響します。
前述のように仕事やお風呂、嗜好品までもが精子の運動量を左右するからです。
ですから、性交渉の内容だけでなくお父さんの日常生活に気をつけるためにも協力は不可欠です。
ところが、日常生活を変えてまでして希望の性別に、という男性は少なく、協力してもらえず失敗することも多いようです。
取り組む前にまずチェック
失敗例から、赤ちゃん性別法の前にチェックしておきたい事柄が3つあるということが分かりました。 ○できる体なのか ○夫(お父さん)が協力をしてくれるか ○心身の余裕があるのか そのチェックポイントを詳しく見ていきましょう。できる体なのか
まずは出来る体なのかを確認しましょう。 生理不順ですと排卵期の予測が正しくできませんので、その場合は 規則正しい生活や栄養を摂ることで改善する必要があります。 また、自然妊娠での赤ちゃん性別法をする場合には妊娠出来る状態なのかが大前提になります。特定の日以外は性交渉をしないか避妊をするようになりますので、妊娠の確率は下がることになります。
高齢の場合や婦人科系の疾患がある場合には、先にお話した自然妊娠によるよりも人工授精による方法がおすすめの場合もありますので、病院の先生と相談してみましょう。
夫(お父さん)が協力をしてくれるか
お母さん一人が頑張っても中々成功しません。 体温の計測や日常生活の改善などを長期間にわたって行わなければならず、根気が必要になります。 ですので、まずは夫婦できちんと話し合ってサポートし合えるようにしましょう。 特に、今までの習慣を変えなければならない場合にはかなりのストレスが溜まります。それが原因で夫婦関係が悪くならないように気をつけたいですね。心身の余裕があるのか
希望される方の多くは、2人目以降だと言われています。そのため、ほとんどの方は毎日の子育てで忙しい中で行うことになります。 その時に心や身体に余裕がなければ、成功は難しくなります。 女性はストレスや疲労が溜まると生理周期が乱れてしまったり、膣内環境が乱れて通常時でもアルカリ性に傾いてしまったりすることが分かっています。女の子が欲しいという時には特に気をつけたいですね。成功させるために
赤ちゃん性別法を成功させるための道具もあります。 それが ゼリーです。考えている方ににわかに話題になっていますので、ご存知の方も多いかもしれませんね。 先程の失敗のケースで、性交渉の濃淡や排卵日の予測が上手くできていないことで膣内の酸性濃度の調整が出来ずに失敗してしまったという話を思い出していただきたいのですが、そういった時にゼリーは大変効果的なのです。 ゼリーは、酸性やアルカリ性に膣内を一定に保つという働きをするためです。事実、成功率は7割程度だと言われていますが、ゼリーを使用した成功率は8割以上に跳ね上がります。 また、お父さんからの協力を得にくいという場合にも、成功率を上げるために頼られる方が多いようです。産みたい性別の精子の活動量や数が劣勢でも、膣内の環境を整えるだけで可能性は高まるからです。 また、ゼリーを使うことで自信が持て、『上手くいかないのでは』というストレスが解消されたという声も多いです。 このゼリーは、ドロっとしたオイルみたいな液体で出来ています。それを性交渉の前に膣に直接注入するのです。 痛みもなく手軽にできる高確率の方法で、病院でもおすすめされているのがこのゼリー。人気がでるのも納得というものです。事前に準備をしてみて、もしも不安が残っているようでしたら、ゼリーの使用も視野に入れてみると良いと思います。