基礎体温産み分けは忙しい夫婦ほど成功確率が低くなる?

基礎体温産み分けとは、タイミング法とも呼ばれる産み分けの方法で、その成功確率は7割前後と言われています。

ですが、この方法で産み分けをしてみようかな、と考えている方はちょっと待ってください。実は、この産み分け方法は忙しい夫婦には不向きな方法なのです。

ここでは、基礎体温産み分けについてと忙しい夫婦に不向きな理由についてお話していきたいと思います。

基礎体温産み分けとは

基礎体温産み分けに必要なもの

基礎体温産み分けに必要なのは、

・婦人体温計(1500円~2500円程度)
・体温の記録紙

の2つ。

婦人体温計は小数点以下第2位までが表示される体温計で、ドラッグストアなどで購入することができます。体温の記録紙は、グラフですので方眼紙にご自分で書いても良いですし、インターネットサイトからダウンロードすることで簡単に入手できます。

基礎体温産み分けの方法

<準備編>
基礎体温産み分けでは、朝起きてすぐ布団の中で婦人体温計を使って体温を測り、それを記録紙に記入していきます(※検温の時間は不規則でも構いません)。
記入してみると、体調が悪いわけでもないのに急激に体温が上がったり下がったりしている期間があることが分かると思います。具体的には、次のようなグラフになります。

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この体温のアップダウンは生理周期によるもので、基礎体温が低い時期を低温期高い時期を高温期と呼んでいます。
これらの時期の切り替え期間に排卵が起こります。
人にもよりますが、低温期から高温期の切り替えの前にぐっと基礎体温の値が下がる日があります。そういった場合はとても分かりやすく、この日から3日以内に排卵があるということになります。

このような体温のグラフを書き、2~3か月分が溜まったら大体生理周期の把握が出来るようになると言われていますので、産み分けの準備は完了することになります。

生理周期は大きなストレスや疲労などが加わらない限りは一定のリズムで訪れることになります。そのため、こういったグラフを書くことで”次にいつ排卵があるのか”を予測することができるのです。

<実践編>
次にいつ排卵があるのか”という予測に基づき、基礎体温産み分けでは産み分けたい性別ごとに次のようにセックスをする日にちを決めます。

・男の子を産みたいとき:排卵日当日
・女の子を産みたいとき:排卵日の2~3日前

このようにセックスをするタイミングを図る理由は、次の基礎体温産み分けのメカニズムでお話していきます。

基礎体温産み分けのメカニズム

基礎体温産み分けでは、”排卵があるタイミングに合わせたセックス”がカギになっています。
その理由は性別の遺伝子情報を持っている精子の特徴と生理周期で起こる膣の状態の変化にあります。

<精子の特徴>

女の子になる遺伝子を持つ精子はX精子、男の子になる遺伝子を持つ精子はY精子と呼ばれています。これらの精子には、それぞれ構成されている染色体が違うことで次のように特徴的な違いがあることが分かりました。

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環境への耐性で”弱い”というのはどのような状態かと言いますと、活動が一時的に止まるということではなく徐々に弱って体外に排出されやすいということを表しています。
基礎体温産み分けはこの特徴を活かして産み分けをしているのです。

<生理周期で起こる膣の状態の変化>

精子に特徴があるというのは分かったのですが、基礎体温を使った産み分け方法で排卵日の2日前や当日を狙うというのはなぜでしょうか。
それは”精子や卵子の寿命”も関係していますが、“膣分泌液による膣内環境の変化”を利用するためです。

膣は、肛門が近いために大腸菌や雑菌が入りやすい状態にあります。その侵入を防ぐために、膣内は通常ですと弱酸性の酸性濃度にキープされていて殺菌をしています。

ところが、
排卵があると妊娠をするために膣分泌液が分泌され、膣内環境は徐々にアルカリ性に傾いていくことになります。
このように、膣では周期的に弱酸性~弱アルカリ性に変化していくことになりますので、産み分けに利用するのにはもってこいなのです。

<適切なタイミングに起こっていること>

排卵された卵子が受精できる期間はというと、子宮に到達してから8時間以内になります。

男の子を産み分けたいときには精子の寿命も24時間程度しかありませんので、排卵があってすぐの排卵日当日、弱アルカリ性の膣内環境下でセックスをするのが男の子の産み分けに理想的なタイミングになります。

反対に女の子を産み分けたいときには、排卵日の前の膣が弱アルカリ性の状態でセックスをして子宮までたどり着いておき、後から排卵されてきた卵子に結びつかせるというのが最適な方法になります。
排卵日2日前なら、酸性濃度だけでなくY精子の寿命も尽きることになりますから、女の子の産み分けが成功する確率はより高くなります。

忙しい夫婦ほど成功確率が低くなる!?

基礎体温を利用した産み分けは受胎するまで数ヶ月間~数年間は毎朝の検温を続けなければならないので大変ですが、その成功確率は7割前後と高くかかるコストも低いため実践をしているという方も多い産み分け方法です。

しかし、この方法は忙しい夫婦には不向きな方法だと言われています。その理由は毎朝の検温と女性の生理周期が変わりやすいということにあります。

毎朝の検温に穴が空いてしまいやすく、正確な生理周期が分からない!

基礎体温を利用した産み分けの毎朝の検温は、数秒で終われば継続するのも簡単ですが、大体速いもので1分遅いもので5分近くかかってしまいます。

ですから、お仕事をされていたり家事と育児の両立で忙しいという方には朝の計測時間を捻出するのに苦労してしまったりという方もいらっしゃいます。

基礎体温を利用した産み分けでは、正確な排卵周期の把握が必要になりますので、毎朝欠かさず検温をするのが理想的なのですが、
「朝の忙しい時間を割くのは難しい」
「疲れているから検温のために早起きするのはちょっと…」
「二度寝も心配」
というように穴が空いてしまうという不安もつきものです。
毎日を忙しく過ごされている方の場合ですと、こういった理由で記録がまばらになってしまいやすく、正確な生理周期の把握が難しくなってしまいます。

忙しい女性は生理周期が変わってしまいやすい!

また、女性のストレスや疲労が生理周期を乱してしまうこともあります。
生理不順が起こっている状態ですと、正確に基礎体温を記録していても次の排卵の予測をすることが難しくなってしまい、結果として産み分けに失敗してしまうということも多いのです。
基礎体温を利用した産み分けの成功確率は、女性だけでなく男性の忙しさも関係しています。子育て中では特に、夫のサポートがあるかないかで女性が受けるストレスや疲労は変わってきます。

また、忙しく、そして眠い朝の時間帯のサポートはこの産み分け方法の成功率を大きく左右することになるでしょう。

そのため、基礎体温産み分け法は忙しい夫婦には向かない方法だと言えるのです。

まとめ

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ここでは、基礎体温産み分けの方法やメカニズムと忙しい夫婦に向いていない方法だという理由についてお話しました。それでは、
「仕事や家事と育児で忙しいとどんな産み分け方法が向いているの?」
と思われる方も多いと思います。そんな方には、時間や手間をかけずに産み分けられるバイオリズム法や産み分けカレンダー、産み分けゼリーを使った方法がおすすめです。

中でも、産み分けゼリーを使った産み分け方法は、ここでお話した膣内の酸性濃度を産み分けたい性別の精子に適した状態に保ってくれますので、科学的な根拠があって成功確率も高い方法になります。

その成功確率はと言いますと、女の子の場合で7~8割男の子の場合で8~9割
自然妊娠での産み分け方法では最も確率が高く、その上セックスで射精をする前にジェルを膣に注入するだけというかなり手軽な方法ですので忙しい方にはピッタリな産み分け方法だと言えます。
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