基礎体温より成功確率の高い全産み分け法のメリットデメリット

毎朝基礎体温を測ることで排卵日を予測し、それに合わせたセックス(女の子の場合は排卵日2日前、男の子の場合は排卵日当日)をすることで赤ちゃんを希望の性別にする方法があります。

この方法はタイミング法と呼ばれていて、自然妊娠での方法の中では成功確率が約7割と高いことで知られています。

ですが、毎朝数分~10数分検温に時間を割かねばならず、
『そんな時間ないよ』
『面倒…。』
という方も少なくありません。基礎体温法と同じくらいかそれ以上の成功確率でもう少し無理なくできる方法があったら知りたいというのは本音ではないでしょうか。

そこで、ここでは毎朝基礎体温を測らなくても高確率でできる方法をメリットデメリットとともにお伝えしたいと思います。忙しい方や面倒と感じている方は特に!多少手間がかかることでも赤ちゃんのためなら頑張れるという方にも!必見の情報ですよ。

基礎体温を測らなくても成功確率が高い方法って?

成功確率が基礎体温を利用した方法と同じくらいか、それよりも高い成功確率のものは次のような方法があります。

<人工受精を利用した方法>
・パーコール法
・着床前診断
<占いや心理学を利用した方法>
・中国式カレンダーを利用した方法
・バイオリズム法
<赤ちゃん性別用品を利用した方法>
・リンカルを利用した方法
・ゼリーを利用した方法
これらの方法とメリットデメリットについて詳しく見ていくことにしましょう。

人工受精を利用した方法

パーコール法

パーコール法は採取した精子の性別をパーコール液につけて遠心分離機にかけ、男女に分ける。そこから欲しい性別の精子をシャーレに置き、卵子と巡り合わせることで受精卵を作って子宮に戻す方法。
成功確率
7~8割
メリット
・人工授精をしている病院ならどこでも施術可能。ただし、病院によっては不妊症の患者しか受けられない。
・人工受精をする以外に特別な手間がかからない。
・コストがかかるが比較的安価(1回あたり人工受精1~3万円+パーコール法3~5万円)。

デメリット
・女の子には適しているが、男の子には適さない方法。
・日本産婦人科学会から『科学的な根拠がない』とされている。
・(人工受精での方法共通)子宮に受精卵を入れる際に痛みがあることがある。
・(人工受精での方法共通)人工受精を何度も繰り返してしまうと卵巣過剰刺激症候群のリスクが高まり、血圧の低下や肝臓や腎臓の働きが悪くなる可能性がある。

着床前診断

着床前診断は受精卵を子宮に戻す前に検査し、産みたい性別の受精卵だった場合に子宮に戻す方法。
成功確率
99%
メリット
・男女どちらでもが可能。
・受精卵の染色体を確認し、確実に性別が望んだものである場合にだけ子宮に戻すため、ほぼ確実にできる。

デメリット
・着床前診断は日本産婦人科学会が禁止している方法なため、日本産婦人科学会に所属していない病院か海外で施術を受ける必要がある。また、国内で受精卵までを作り、海外で検査してもらうという方法もあるが、病院数が少ないため探すのも通うのも困難。
・費用がかなり高額になる(1回あたり100万円~500万円※人工授精費、検査費用、交通費、滞在費込)。
・海外で受ける場合、滞在しなければならないのでその分の手間がかかる
・(人工受精での方法共通)子宮に受精卵を入れる際に痛みがあることがある。
・(人工受精での方法共通)人工受精を何度も繰り返してしまうと卵巣過剰刺激症候群のリスクが高まり、血圧の低下や肝臓や腎臓の働きが悪くなる可能性がある。

占いや心理学を利用した方法

中国式カレンダーを利用した方法

中国式カレンダーを使って性交渉する月を決める方法。女性の産まれと性交渉する月をどちらも旧暦に直し、表を見て産みたい性別の月を選ぶ。(下図参照)

dddd (ピンクは女の子、ブルーは男の子が産まれやすい月。受胎月は性交渉をする月を、数え年は女性の満○歳というのを表している。どちらも旧暦に直してから使用する。)
成功確率
6割強(※9割以上と謳っているサイトもあるが、日本で3万人程度を対象にしたアンケートから算出した数字ではこの程度の確率に。)
メリット
・男女どちらでも可能。
・無料サイトで簡単にわかるため、産まれやをする日を旧暦に直す作業はあるもののほとんど手間がかからない。
・コストがかからない。
・人工受精と違い、身体に痛みや疾患が現れる可能性がない。

デメリット
・中国やブラジルで統計に基づいて作られたものであるため、科学的な裏付けが全くない。占いのようなものである。
・人種によって中国式の方が当たったりブラジル式の方が当たったりするとされているため、ハーフやクオーターはどうなのだろう、という心配もある。(東洋人は中国式、白人はブラジル式の方が当たるらしい。)

バイオリズム法

バイオリズム法は心理学に裏付けされているバイオリズムを利用した方法。女性のバイオリズムで性交渉をする日にちを決める。『身体>感情』の時には膣内がアルカリ性に傾きやすくなっているため、男の子になる精子に適した状態に。反対に『身体<感情』の時には膣内が酸性になりやすく、女の子が産まれやすい状態になる(下図参照)。

jjjj (1987年4月1日生まれの方の場合の2017年3月21日~4月11日までのバイオグラフ)
成功確率
7~8割
メリット
・男女どちらでも可能。
・無料サイトで個人のバイオリズムは簡単にわかり、性交渉をする日を決めるだけなため、手間がかからない。
・コストがかからない。
・人工受精と違い、身体に痛みや疾患が現れる可能性がない。

デメリット
・臨床心理学で導き出されたバイオリズムを利用した方法なので、科学的な根拠にはやや乏しい(本当に酸性濃度が変わるのなら科学的に分かっている精子の特徴を活かした方法になる)。

用品を利用した方法

リンカルを利用した方法

サプリメントのリンカル(リン酸カルシウム)を2~3ヵ月以上飲みつづけた上で性交渉をする方法。リンカルは妊娠が発覚するまで毎日飲み続ける。
成功確率
7~8割
メリット
・人工受精と違い、身体に痛みや疾患が現れる可能性がない。
・リンカル服用者が男の子を産むことが多かったことから病院で使われるようになった方法であるため、実績がある。
・もともとリンカルは元気な赤ちゃんを産むために妊娠中の服用が勧められていたサプリメント。そのため、体によい。

デメリット
・男の子のしかできない。
・コストがかかる(1ヵ月約2000円程度※準備期間だけで6000円はかかる)
・2~3か月の準備期間と服用忘れが2日続いたら最初からやり直しになってしまうため、手間と時間がかかる。
・リンカルの科学的なメカニズムはまだわかっていない。

ゼリーを利用した方法

ジェル状のゼリーを性交渉中、射精前に膣に注入する。
成功確率
7~9割程度
メリット
・男女どちらでもが可能。
・成功率が高い。(女の子で7~8割、男の子で8~9割。)
・射精前にタンポンをするような形で中のジェルを膣内に入れるだけなのでほとんど手間がかからない。
・科学的なメカニズムに基づいた方法で、精子の得意・不得意な酸性濃度を利用している。
・人工受精と違い、身体に痛みや疾患が現れる可能性がない。また、自然由来の成分や食用までできるものを使って酸性濃度を調整しているゼリーもあり、安全性も高い。

デメリット
・コストがかかる(1回約1600円~2000円程度)。

まとめ

ここまで、基礎体温を使わない成功率が高い方法についてお話しましたが、いかがでしたか。
『簡単な方法で実践してみよう』
という方もいらっしゃると思いますが、
『やっぱり基礎体温でしたい』
という方や
『この方法と基礎体温を合わせたらもっと高確率でできるのでは?』
と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方の手間を少しだけ省く方法もあるのです。

それは、病院で超音波検査や血液検査をしたり排卵検査薬を使って検査したりして排卵日を予測するという方法です。
スケジュールの管理や検査での手間やコストはかかりますが、基礎体温の変化で排卵を予測するよりもかなり簡単に排卵日を予測することが出来るのです。

実は、基礎体温の変化で正確に排卵を予測することは難しくずれてしまうことも多いと言います。基礎体温での赤ちゃん性別法を考えている方はこの方法を試してみるとよいでしょう。

ちなみに、現在、着床前診断以外で最も高確率だと言われている方法は、

病院で排卵予測してもらって性交渉のタイミングを図り、ゼリーを使う

という方法です。
ついでにセックスの濃淡(男の子が欲しい場合には激しく、女の子が欲しい場合には淡白に)も合わせて行っている方が多いようです。
ここでは多くの方法をご紹介しましたが、いずれにせよ、赤ちゃん性別法を行う場合には、自分たち夫婦が納得し、実践可能な方法を見つけることからはじめたいですね。
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